ヴァイオリンの練習方法

演奏中、弓を持つ手の小指が突っ張っていませんか?この癖がつくと、フレーズも硬くなりますし、早弾きで手を痛める原因にもなるので、小指はリラックスをした状態で構える癖をつけるのが良いでしょう。...
1の指(人指し指)で弦を押さえるのが難しいと仰る生徒さんが意外に多いです。 「1の指の付け根は、ネックから離しましょう」と先生に言われたことがある方は多いと思います。親指と人指し指の付け根でネックを強く挟み込んで固定する癖がつくと、ビブラートやポジション移動がやりにくくなる為です。...
バイオリンは人間の体の上部分(肩、顎)で構えなければならない為、脱力がしにくい楽器です。演奏時に肩が上がると、いろんな関節の可動域が狭まってしまいます。関節の可動域が狭まるということは、正しい音程の位置に指が届かなくなったり、ビブラートがかかりにくくなる、弓のコントロールが荒くなる等、技術的な成長に影響が出ます。また、そのまま演奏をし続けると、腱鞘炎の原因にもなりますので、自分の体に合った正しい構え方を見つけ、力まなくても弾ける癖をつけることが大切になってきます。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪   試してみましょう🎻 まず両手は何も持たず、だらんと垂らします。次に息を吸いながら両肩をぐっと天井側へ引き上げましょう。ぎゅっと力を込めたら、一気に息を吐くと同時に肩をストンと下ろします。その時の両肩の位置をキープした状態でバイオリンを構えてG線を弾いてみましょう。チェックポイントは以下2点です。 1.バイオリンを構えたことで左肩は上がっていませんか? 2.G線を弾くことで右肩が上がってませんか? 1で左肩が上がる場合、頭の重みだけで十分楽器は支えられるということを脳に覚えさせなければなりません。肩当ての位置と高さの見直しや、普段の左指の間違った弦の押さえ方等の見直しが必要でしょう。 2で肩が上がる場合、バイオリンの構える高さや角度、弓の持ち方などの見直しが必要でしょう。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 原因はいろいろと連鎖をしていますので、上記だけとは限りません。 練習はただ弾くだけに時間を費やすのではなく、フォームの見直しをするのも上達の近道となりますね。
レッスンをしているとよく、「押さえたい音に指がとどかない!」という状況に遭遇します。この場合、指を開こうと頑張るほどに体が力んで逆効果となりますので、今一度自分のフォームの見直しをするのが良いでしょう。チェクポイントは、 1首の力み 2左肩の力み(肩が上がり過ぎ、前方に出すぎ等) 3左親指の位置 4構えた時の楽器の角度 等があります。...