人指し指の付け根はネックから離す?

1の指(人指し指)で弦を押さえるのが難しいと仰る生徒さんが意外に多いです。

 

「1の指の付け根は、ネックから離しましょう」と先生に言われたことがある方は多いと思います。親指と人指し指の付け根でネックを強く挟み込んで固定する癖がつくと、ビブラートやポジション移動がやりにくくなる為です。

 

しかし、生徒さんによってはネックから離すことを意識し過ぎて、余計に弦を押さえにくくさせている現象が起こります。こういったタイプの生徒さんは、人指し指の付け根はネックに触れた状態で弦を押さえる練習を始めるのが良いでしょう。

 

付け根をネックから離すことで1の指の押さえる方向を間違えてしまうと、うまく脱力ができないので、いくら練習をしてもフレーズは弾きにくいですし、ビブラートもポジション移動もうまくいきません。

 

まずは正しい方向から弦を押さえることを、体と脳に覚えさせることが大切です。その状態でうまく脱力することができると、人指し指の付け根はうまく離れるか、軽く擦れる程度になるでしょう。