多重録音でカノン演奏

弦楽器サークルで活動している生徒さんが、コロナ禍でほとんど活動ができていない、という報告を受けました。そんな訳で先日はレッスンで、アプリを使ってパッヘルベルのカノンの重ね録りに挑戦をしてみました。

 

メトロノームの音にしっかり合わせて弾かなければ、きれいに音を重ねていくことはできません。バイオリンは自分で音程も作らなければならない楽器なので、生徒さんの音がきれいに重なりハーモニーが録れた時は、私も一緒に興奮をしてしまいました。普段からメトロノームを使って音階練習などするよう、レッスンでお伝えしていましたが、今回はその大切さをしみじみと感じていただけたようです。

 

録音を聴くと自分がどこで音程を外しがちなのか、リズムが乱れるのかなど、客観的にわかるので、練習の目標も立てやすくなります。何より、自分の音がきれいに重なるととても感動しますので、たまに重ね録りをしてみるのは良いかもしれません。