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世界のフィドル音楽

みなさん「フィドル」という言葉はご存知でしょうか?民族音楽で使われるバイオリンのことをフィドルと呼びます。

 

先日、武蔵小金井市の「はじめてオペラの会」のクラスで、ご縁あってレクチャーと演奏の機会を頂いたので、「バイオリンとピアノで巡る世界の音楽」というテーマで世界の民族音楽をご紹介させて頂きました。

 

「はじめてオペラの会」は月に1回オペラの勉強をするクラスなので、私もただ民族音楽を演奏するだけでなく、クラシック音楽と比較をしながらご紹介させて頂きました。

 

民族音楽に影響を受けたクラシック音楽は沢山あります。その民族音楽とは実際どんな音楽なのか?背景にどんな歴史があるのか?また民族音楽でのバイオリン(フィドル)は一体どんな演奏をしているのか?等、盛りだくさんの内容をお届けしました。

 

 

前半はアイルランド人がアメリカへ移民した歴史に合わせて「アイリッシュ音楽」「カントリー音楽」等をご紹介し、後半は「ジプシー発祥の地」と言われるインドから出発してアラブ、ルーマニア、フランスと各国のジプシー音楽をご紹介しました。そして最後は日本の民族音楽として民謡を生徒の皆さんと一緒に歌って締めくくり、大盛況に終わることができました。

 

民族音楽は大抵「民族楽器」が入っていますが、それをピアノとバイオリンの2人だけでどこまでお伝えできるのか、というのは今回非常に難しいところでありました。しかしながらアレンジを駆使し、ピアノの一戸有紀子先生には鍵盤ハーモニカを演奏して頂いたり、私は足でフットタンバリンを鳴らしながらバイオリンを弾いたりと、私たちにとっても非常にチャレンジで勉強になったレクチャー&コンサートでありました。

 

次回は是非子どもたちにも色んな世界のバイオリン音楽を紹介したいと、想像を膨らませる今日この頃であります。